「東向観音寺」
2008年6月29日 撮影
Higashimuki Kannon Temple - June 29, 2008
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正式には観音寺、本堂が東向きであることから東向観音寺(ひがしむきかんのんじ)と呼ばれる。真言宗泉涌寺派。本尊は十一面観音像。806年、桓武天皇の勅命により建立、当初は「朝日寺」と呼ばれた。947年、朝日寺の僧、最鎮らが北野天満宮を建立。境内南側には大きな石造の五輪塔があり北野の忌明(いみあけ)塔と呼ばれる。菅原道真の母の廟塔と伝えられる。洛陽三十三所観音霊場のひとつ。
・京都市上京区今小路通御前通西入上る観音寺門前町863
・アクセス 京都市バス「北野天満宮」下車すぐ
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北野天満宮の境内一画、南西の隅にある小さなお寺です。
毎年、何度も北野天満宮を訪問し、この前を歩いていて、北野天満宮の一部だと思っていましたが、ここはここで由緒あるお寺でした。北野天満宮はこの寺の僧が建立したんだそうです。写真は「行者堂」
小さな屋根の下にある灯籠は土蜘蛛の塚です。むかし、七本松通一条の清和院前にあったのですが、その塚があった辺りには、源頼光を悩ました土蜘蛛が生息していたそうです。土蜘蛛とは、背が低く穴居住民だった我が国の先住民族だそうです。
かつては西向きのお堂もあったが再建されなかったそうです。
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