「万や・生谷家住宅 特別公開」

2015年9月5日 撮影
IKUTANIKE, Kamigyo-ku, Kyoto - September 5, 2015
kyoto-sozoro.jpg

生谷家住宅(いくたにけじゅうたく)。生谷家は室町時代、賀茂川の築堤を任され、のち「万や」の屋号で青物問屋を営んできた西陣の旧家。主屋は室町通に面し、築約140年、国の登録有形文化財。
 ・京都市上京区室町通鞍馬口下る二丁目竹園町15 map
 ・地下鉄烏丸線「鞍馬口」下車徒歩3分
 ・通常非公開

鞍馬口の「生谷家住宅」が特別公開されましたのでレポートします。地下鉄烏丸線「鞍馬口駅」を出て、烏丸通を西に入って真正面に見える京町家が生谷家。

ikutanike11.jpg

「万や(よろずや)」は青物問屋としての商号。商家にふさわしい間口の広い町家。でも、通りに面した2階部分は低くおさえられています。

ikutanike11.jpg

「走り」はかなり幅広。おなじみの町家構造です。

ikutanike11.jpg

かまどの横から上がらせてもらいます。

ikutanike11.jpg

一番奥の北側の部屋は後から建て増したもの。そこに庭があるのはちょっと変わっています。

ikutanike11.jpg

1階の主室には広い床の間、そこに架けられている「松平定信の書」。

ikutanike11.jpg

2階に上がります。ここは家人の部屋で十畳と7畳の間、一番奥に見える室町通に面した板の間は屋根の低い部屋には、生谷家の歴代のあるじが収集したコレクションが展示されていました。

ikutanike11.jpg

特に多いのは日本刀。かなりのコレクターだったようで鑑定書も並べて展示されていました。なかには幕末に新選組が発注した刀も含まれています。

ikutanike11.jpg

古書もコレクションの一つ。「手鏡」や明治時代の小学校の教科書。自由にめくってみることが出来ました。

ikutanike11.jpg

1792年に記された由緒書きです。

ikutanike11.jpg

1階主室前の「光臨の庭」を2階から見下ろしました。かつて尾形光琳がこの付近に住んでいて、その庭にあったと伝えられる光琳石(左手)と、石橋の右には青石とで、風神雷神図を模しています。

ikutanike11.jpg

入口の脇に展示してあった生谷家で使われていた什器などです。

ikutanike11.jpg

この建物は数年前に修復が終わったところ。今後の活用方法として、茶道や生花のサロンとして貸出、地域交流の場にしたい、とのことです。

ikutanike11.jpg

ブログランキングに参加中
気に入って頂けたら
クリックお願いします
にほんブログ村 旅行ブログ 京都旅行へ  人気ブログランキングへ

Ads by Google



関連コンテンツ

Copyright (C) 2015 Zaucats, All Rights Reserved.

back-to-top.jpg
トップへ