北野天満宮の境内西側(御土居側)は2027年の「千百二十五年 半萬灯祭」に向けて改修工事が進んでいます。「連歌所の井戸」周辺もかなり雰囲気が変わりましたのでご紹介します。連歌所の井戸は、楼門をくぐって左に進み、新しく作られた木の橋を渡ります。橋の向こうに見えるエリアは、以前は受験生で賑わう絵馬掛所でしたが、現在は境内の北西に移動しています。
橋を渡って右手に進み、石の鳥居に向かいます。
鳥居の右脇に見慣れない小さな祠のようなものがありますね。これが新しく整備された連歌所の井戸です。
以前の井戸はむき出しでした(下に掲載した2012年の写真をご覧下さい)。
これまで井戸は蓋で覆われていましたが、今は開放されていますね。その代わりに屋根付きの「竹穂垣」で周囲を取り囲んでいます。井戸そのものはちょっと見にくくなりましたが、勝手に蓋を開けたりといったイタズラは防止できるのでしょう。
ここからは以前の「連歌所の井戸」周辺の風景です。北野天満宮の楼門をくぐり左に一番の熊で進むと「絵馬掛所」です。多くの受験生が合格祈願の絵馬をここに掛けます。
そこから右に目をやると4つのお社が並んでいます。手前から「猿田彦社」「稲荷神社」「一之保神社、奇御魂神社」「野見宿祢神社、豊国神社、一夜松神社」ですね。社殿前の白梅が満開でした。
鳥居の奥は「一之保神社、奇御魂神社」です。ここには入らず右に(北に)進みます。
すると「野見宿祢神社、豊国神社、一夜松神社」の右手に古い井戸、これが「連歌所の井戸」。
井戸そのものについて連歌書とどう関わりがあるのか説明がありません。
なにはともあれ、この場所に「連歌所」があったということです。
やはり北野天満宮は「梅」ですね・
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