「金泉寺の石仏」2017年4月8日 撮影
Atone Buddha in KONSENJI TEMPLE, Kyoto - April 8, 2017 | |
金泉寺(こんせんじ)。西山浄土宗。寺の由緒などは不明。正面に鎌倉時代の石仏が祀られている。 |
京都の街を歩いていると「あれっ」というものにしばしば出会います。帰宅して詳しく調べてみると、それが500年前、1,000年前に作られたものだった、ということも。さすが京都、1200年の都です。ここでご紹介するものもそのひとつ。
北野天満宮の南に広がる寺町を散策中、ふと目に止まった石仏のお寺をご紹介します。北野天満宮から南に下がる広い道、中立売通は一条通にぶつかります。左に折れて最初の細い路地(下の森通)に入ります。あたりは寺院の密集地、また仁和小学校もあります。この路地の途中に金泉寺があります。右隣に西正寺、左隣に妙栄寺、三軒の小寺院が並んでいる真ん中が金泉寺です。
開放された門の柵越しに目が合った阿弥陀仏さん。なんと、門の真正面にどーーんとおわします。否が応でも目にとまりますね。通行人をじっと見つめているようでもあります。
金泉寺については西山浄土宗である以外、由緒などはわかりません。このタイプの石仏は鎌倉時代に多く制作されました。これもその一つでしょうか。台座には念仏講中と刻まれています。2段目の蓮台は江戸時代・元録の銘が刻まれていた、と某ブログに書かれていました。
今日もじっと路地を行き交う人を眺めている阿弥陀佛。
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