京都御苑の東、寺町通にある清浄華院の「秋の非公開文化財特別拝観、身代泣不動尊御開帳」に行って来ました。10月28日から11月4日まで公開されました。写真は「唐門」です。門が開くのは新しいご住職が就任される時だけだそうです。
今回公開されたのは本堂、方丈、書院とその庭園です。
内部の撮影は出来ませんので屋外の様子だけ。カエデもちらほら赤くなっています。
本堂の東側に法然上人の御廟所(右のお堂)があります。
書院の内庭、重森三玲氏に師事した作庭家、小埜雅章(おのまさあき)氏によるもの。
今回の公開にあわせて手水鉢に小さな金魚を入れられたとか。
中央の築地を白い砂利が囲み、それを中心に、放射状に長い石が設置してあります。
書院横には「阿弥陀堂」が新たに立てられました。
そして鐘楼も新築。
方丈前の宝篋印塔は篤姫の曽祖母「智満方」のお墓。
そしてこれは?
写真は撮影できませんが「泣不動縁起」絵巻の実物を見ることが出来ました。「三井寺の智興内供が重病に苦しんでいたとき、陰陽師の阿部晴明によると、誰かが身代わりになれば救われるという。最も若い弟子の証空が身代わりになったところ智興内供の病は証空に移った。証空は苦しみを何とかして欲しいと不動明王に祈ったところ今度は不動明王が証空の身代わりとなり瞑附に行ったところ、閻魔大王はそれが不動明王だとわかってひれ伏した。」というお話。文字は一切使わず絵のみで物語を表してある絵巻物でした。
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