「豊光寺」(相国寺)2018年2月3日 撮影
HOUKOUJI in Shokokuji Temple, Kyoto, JAPAN - January 3, 2018 | |
「豊光寺」(ほうこうじ)、相国寺の塔頭の一つ。1598年、西笑承兌和尚が豊臣秀吉の追悼のために創建。 |
第52回「京の冬の旅」非公開文化財特別公開として相国寺の塔頭「豊光寺」が公開されました。さっそく拝観しましたのでご紹介します。広い相国寺の境内のなか、方丈の西側に南北に伸びる参道のほぼ北端に位置します。塔頭としてはかなり規模が大きく、長い外塀が続きます。
こちらが豊光寺の三門です。非公開寺院ですので通常は閉じられています。開いているのを見るのは初めて。この門は桃山時代末か江戸時代初期ころの建立とのこと。門を入って右側に拝観受付があります。
受付を済ませ拝観お上がり口である書院の玄関に向かいます。
奥の右側が玄関です。
玄関を上がります。中ではスカイの方々による解説が行われています。スカイの方々は皆さんお話し上手ですね。
なお、室内は撮影禁止となっていました。書院を取り囲む枯山水庭園は撮影可能ですので、南西から北東に向かって順に撮影しました。
南東方向です。うしろの大きな屋根は相国寺の方丈です。
庭園の東側です。
大きな土台の上にある石碑は「退耕塔」です。荻野独園の126世で、江戸時代末から近世までの人です。明治時代初頭の廃仏毀釈に反対したり、相国寺の境内をキリスト教を信条とした同志社大学が使うことを許したりした、偉いお坊さん。1899年、この荻野独園を顕して建立されました。表面の碑文は富岡鉄斎によるものです。
屋内は撮影できませんでしたが様々な寺宝が展示されていました。門の左に掲げられていた看板、こちらの写真を拝借。こんなものを見ることが出来ます。中央は御本尊の釈迦如来像。
拝観を終え、玄関前の梅を見ると一輪開花していました。
「京の冬の旅」初めての公開とあって多くの方が見学に来られていました。内部で公開されているエリアはそれほど広くなく見学に要する時間はわずかですが、ふだん公開されていない寺院ですので、中には入れることに意義があります。
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