前回訪問したのは6年前の8月17日、偶然同じ日に龍源院を訪問しました。
唐門、方丈とともに表門は室町時代の禅宗方丈建築の遺構として国の重要文化財に指定されています。
方丈に掲げられた扁額。後奈良天皇によるもの。重要文化財です。
方丈前の庭園「独坐庭(どくざてい)」です。
うねの間隔が広く、かつ深いので荒波のようです。
この庭は重森三玲によるもの。また、砂紋作りはご住職のお仕事。1965年にこの寺院に来て以来、週一回、雨が降ればその翌朝、作業をされているそうです。砂とはいえ、かなり目が荒く小石のようです。かなりの重労働でしょう。
方丈前で庭を眺めていたところご住職が出てこられ、庭の拝観の仕方のみならず、歩き方、呼吸の仕方などご指導下さいました。歩く時はつま先で、そうすれば背筋を伸び、しっかり空気を吸い込めるので、健康でいられる、とのことです。パンフレットには次のように書かれていました。「静かに座して、誰もが持っている尊いおだやかな自分にめざめ、お互いに尊敬しあう日々の生活を過ごしたいものです。」
方丈の北面「閑眠庭(かんみんてい)」です。7個の石組みが十字架を形作っています。右に見える建物は茶室です。
茶室内部はこんなふう。
方丈東側のキリシタン灯籠です。閑眠庭にある十字架の石組みの延長線上にあります。
唐門の前にハクウンボク。
直径1.5cmほどの実がぶどうの房のようにたくさんぶら下がっていました。
|