上賀茂神社、九月の表情です。
この季節、お日柄の良い日は何組もの婚礼が境内を彩ります。婚礼の儀は「細殿」で。雅楽が聞こえてくると参拝者も立ち止まって中でとり行われる儀式を眺めます。
参道には旗がずらっと並んでいます。式年遷宮が近づいてきたので旗の数が増えているように思えます。正遷宮の儀が10月15日に行われるのです。まもなくですね。
遷宮が行われるのは21年ごと、今回は42回目ですので、なんと800年以上続いているのですね。伊勢神宮の遷宮は社殿そのものを建て替えますが、上賀茂神社、下鴨神社の遷宮は建て替えません。檜皮葺の葺き替えや建具の補修、壁の塗り替えなどが行われます。
修復作業中、祭神であるご神体を仮住まいの権殿に遷す儀式を「仮遷宮」(2014年6月に実施)、修復後、ご神体を本殿に戻す儀式を「正遷宮(しょうせんぐう)」(2015年10月15日に実施)といいます。
上賀茂神社・四季のうつろい
10年以上にわたって、四季折々の表情を写真に収めました。
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