近鉄「桃山御陵前駅」を下車して西に向かい、商店街アーケードに入る手前を左折すると「京町」という通り、ここに「総本家駿河屋」があります。創業は1461年。
練羊羹「鶴寿」が有名です。秀吉の大茶会で諸侯に引き出物として用いられたという由緒あるもの。
ななめ向かいには京料理の「魚三楼」。町家造りの料亭です。四つ角を右(西)に折れ、京阪の踏切を越えて少し歩きます。
突き当たりの右にあるのが「東本願寺伏見別院」の山門。門の左脇には「会津藩駐屯地跡」の石碑が建っています。
駐車場の脇には名水のひとつ「白菊水」がわき出しています。多くの人が汲みに来ていました。このような美味しい水を毎日使えるなんて羨ましいですね。
左に折れた角に、周囲の景観に合わせて建てられた「みばやし歯科」さん。
続いて焼鶏屋の「鳥せい」本店は「神聖」の酒蔵の一棟を改装したもの。
右に目を移せば、これまた酒蔵を改造したレストラン「京の台所・月の蔵人」では自家製豆腐を中心とした創作料理を楽しめます。
「月桂冠大倉記念館」です。酒造りの道具が展示され、全行程を学ぶことが出来ます。見学の後には「利き酒」もありますよ。
濠川(ほりかわ)にかかる弁天橋から。十国舟が浮かびます。桜のシーズンは営業するのでしょうか。
端を渡ってすぐ右手には「長建寺」、はっぴ弁財天と宝貝守りで知られています。
濠川と月桂冠大倉記念館、
川沿いをしばらく歩くと「ほうらい橋」です。渡ってまっすぐすすむと「龍馬通り」、左に折れると「寺田屋」です。
龍馬通り入り口に立つ道標。右手が龍馬通り、向こうが寺田屋です。
1866年、坂本龍馬が伏見奉行配下に襲われた事件の舞台となった「寺田屋」です。建物自体は明治になって再建されたもの。
龍馬通りに戻りました。多くのお土産やさんが並びます。
龍馬通りにある喫茶店のひとつ「九里九馬」、看板猫のたまへい君はネコ好きの常連さんに人気です。
この付近の見どころのひとつ、西岸寺「油掛地蔵」です。地蔵尊に油をかけて商売繁盛を祈る人が絶えないとか。お地蔵さんは油をかけられて真っ黒でした。
散策の終点「キザクラ・カッパカントリー」、酒造メーカー「黄桜」の展示施設。河童資料館、酒造りの行程紹介、売店などがあります。
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