鴨川遊歩道「四条大橋付近」
KAMOGAWA PROMNADE, Kyoto, JAPAN
Around The SHIJO-OHASHI BRIDGE
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鴨川遊歩道。四条大橋と三条大橋の間はもっとも賑わうところ。地元の人だけでなく多くの観光客が散策します。土手べりにはカップルが等間隔に座るという不思議な現象が起こる場所でもあります。 |
秋のある日、四条大橋の西詰から川岸の遊歩道に降りて西岸の遊歩道を歩きました。(2017年9月25日 撮影)
三条大橋から四条大橋の間は等間隔にカップルが座ることで知られているエリアです。北向きのながめです。今日は少し間隔が狭いような、、。
四条大橋の下にまで座らなくてもいいと思うのですが、、。
南向きのながめです。等間隔のルールを破ったカップルがいます。
四条大橋東詰の「南座」は耐震補強工事のため閉館中です。今年末の恒例顔見世はロームシアター京都で行われるとのことです。
四条大橋の歴史は平安時代までさかのぼります。当初は「祇園社」、すなわち現在の八坂神社に参拝する人にために架けられた板橋が最初だとか。その後、1857年に石橋に、1874年に鉄製の橋に、1913年にアーチ型の鉄筋コンクリート橋に架け替えられましたが、アーチ部分に流木が引っかかるため1942年に現在の形になりました。
団栗橋まで来ました。ここから四条大橋を眺めると橋脚が2つしかないことがわかります。これだと流木は引っかかりませんね。
2013年9月16日、京都は50年ぶりとも言われる大変な雨台風にみまわれ、桂川他の流域、また市内でも多くの震災被害が発生しました。その5日後、四条大橋の西詰、東華菜館の納涼床の辺りはすっかり水も引き、土手がいつもどおり姿を見せました。
9月16日の当日、TVで報道された画面です(NHKのニュース画面から引用)。東華菜館の床の下を濁流が流れています。土手の遊歩道はまったく見えません。すざましい水量でした。
水はやや濁り気味、また水量は多いものの、いつもの鴨川の表情に戻りました。
納涼床をたのしむ方もたくさん。
東岸から西岸を眺めました。京都におすまいの方でしたら、すぐにこの異様な光景に気づくはずです。いつもでしたら西岸には名物の「等間隔カップル」が並んでいるはずが、ひとっこひとりいません。
四条大橋西詰めから遊歩道に降りるスロープにはロープが張ってあり、カンバンも立っています。またガードマンもいます。流木などの処理のためブルドーザなど工事車両も見えました。でもほぼ綺麗にはなっています。近いうちに開放されることでしょう。
西岸は歩けないため、逆に東岸には多くのひとが土手に腰を下ろしていました。(向こうに見えるのは三条大橋)
床の提灯にも明かりが灯り、空も赤らんできました。鴨川の日没です。
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