絶景かなドットコム
> 京都観光 Index
> 京都の小路
伏見稲荷「お山めぐり」その5--- 四ツ辻から口入れ稲荷経由、出発点に戻る ---
2013年2月 撮影
OYAMA-MEGURI, Fushimi Shrine, Kyoto - Feb, 2013
| |
伏見稲荷の「お山めぐり」は赤い鳥居が連なる不思議なパワースポットして人気がありますが、最近は外国からの観光客にも大人気。またちょっとしたハイキングルートにもなっています。本社の奥にある眼力社を出発し、四ツ辻から反時計回りに一周して口入れ稲荷経由、出発点まで戻るルートを豊富な写真を使ってご紹介。 |
四ツ辻から出発点までの戻りルートは「口入稲荷」経由にしましょう。上りと下りが同じ道では芸がないですからね。
四ツ辻から三ツ辻までは登りと同じ道をたどります。
三ツ辻まで戻りました。ここで直進します。「御産場・本殿へ」の方角です。
ここからのルートはポピュラーではないのでしょうか、通る人が少なくなり、鳥居の間隔も少し開き気味。
ポピュラーではないとはいえ、寂しくなるわけではありません。途中にはお社や茶店が途切れなく続きます。こちらは身代わり地蔵さん。
「白狐大神」です。お塚やお社が密集してきました。
「豊川稲荷」もあります。伏見稲荷とどうつながるのかよくわかりませんが、ここでは末社の一つになっています。
中は真新しい感じがします。祀られているのは陀枳尼天。
豊川稲荷の隣には茶店、そしてネコさんたちが集っていました。しばしネコたちとたわむれて、その隣にある「荒木神社」にむかいます。
「荒木神社」というよりも境内社のひとつ「口入稲荷」のほうが有名ですね。「口入れ」とは仲人のこと、こちらのおキツネ様が良縁を授けてくださるのです。
この人形を家に持ち帰り、のち、願いがかなって縁に恵まれた時は神社にお返しするのです。ここに並んでいる人形はお返しされたもの。すごい数です。
現在は縁結びの人気パワースポットとなっていて、若い方々が途切れなくお参りされています。
口入稲荷から少し下ると「大日本大道教」の広い境内が広がります。伏見稲荷とは関連のない独立した宗教法人ですが、伏見稲荷とは違和感なく継がっています。こちらの狛犬はなんと滑稽な「おカエルさん」。「福かえる」だそうです。
ふたたびお塚の一つ「末広大神」。季節外れ(?)の茅の輪があります。豊川稲荷(仏教)もありましたし、あらゆる宗教が混在し何がなんだかわからなくなってきます(笑)。
道教らしくなってきました。中国的な雰囲気です。
最後の見どころ「産場稲荷」です。かつて多くの狐がこの一帯に住んでいて、よくお産をしていたそうです。ご神体のお狐様がたくさんの子狐を産んだことから、ここは安産の神社となりました。
「産場稲荷」前の十字路を左に折れて進むと出発した場所に戻ることが出来ます。出発したのは午後1時、帰着は4時です。3時間おコースタイムでした。四ツ辻では西村亭でコーヒータイムを設けましたし、展望台ではのんびりしましたから。通常は2時間あれば歩けますよ。
「伏見稲荷・お山めぐり」に挑戦してみようか、という方へ。いくつか注意点をまとめてみました。
- 途中に休憩所がたくさん整備され、茶店も随所にありますので気楽に歩けます。本格的なハイキングの装備は必要ありません。
- ルートはすべて階段が整備されていますが、疲れないために歩きやすい靴(ウォーキングシューズ、スポーツシューズ)が必要です。
- 全コースを踏破するためには約2時間必要です。ゆっくり見学し茶店で休憩も、と考えている方は余裕を見て3時間を確保して下さい。
- 途中で「これ以上無理だ。」と思った場合はいつでも引き返すことが出来ます。帰路は下りですから、本社から最も離れた場所からでも約40分で戻ることが出来ます。
- 登りはかなりの運動量、暑い季節だと汗をかきます。暑いのが苦手だという方は涼しい季節あるいは冬場にどうぞ。
|