緑が深まりつつある宇治の平等院です。鳳凰堂は2014年まで屋根の吹き替え、及び柱などの塗り直しが行なわれました。修復工事後、初の拝観です。
今回の修復において配慮された点は、建立当初の姿に近づけること、でした。そのため、屋根瓦は光沢のない「古色仕上げ」、柱の塗料として顔料「丹土(につち)」が用いられました。
塗り直す前は色あせてこんな感じでした。(2007年撮影)
なかなか良いアングル。自己満足ですが。
鳳凰堂内部の配管時に説明員の方が「朱色の鮮やかな鳳凰堂を期待された方があるかと思いますが、実際は落ち着いた赤です。創建当初の丹土の色はこれですよ。」とおっしゃっていました。
一対の鳳凰像は、今回の修復に際し金箔が貼られました。
池を挟んで正面からは、丸い窓に本尊の阿弥陀像の顔を拝むことができます。
鳳凰堂の内部も拝観しました。狭いので時間帯ごとに人数制限がありますので予約が必要です。約30分おきに説明員に連れられて中に入ります。
久しぶりの拝観を終え、次の目的地、興聖寺を目指しました。
Ads by Google
|
関連コンテンツ