萬福寺は、京都でも有数の巨大寺院。隠元大師の創建による黄檗山萬福寺の境内には19の塔頭がありますが、その一つ「宝善院」は、広大な萬福寺の敷地のほぼ東北端に位置し独振性英禅師によって開かれました。一切経の版木が所蔵されている「宝蔵院」のとなりです。
門前の石柱にも刻まれているように、境内には八体の石仏が配置され、それぞれが干支の守り本尊となっています。「干支の守本尊、八佛様にどうぞお参り下さい」と書かれていましたので、さっそく門をくぐらせていただきました。
「子年」は千手観音菩薩。奉納されたものでしょうか、干支をかたどった石のかわいい置物がたくさん置かれていますね。
「丑・寅年」は虚空蔵菩薩
アーチをくぐって庭園内に入ります。
庭はそれほど広くなく、見渡すと守本尊は反時計回りに並んでいます。
「卯年」は文殊菩薩
「辰・巳年」は普賢菩薩
「午年」は勢至菩薩
「未・申年」は大日如来
「酉年」は不動明王
「戌・亥年」は阿弥陀如来。以上、ぐるっと一周し、それぞれの干支にお参りし一生一代の安寧を祈願しました。萬福寺の主な僧房からは少しはなれていますので参拝客はほとんどありませんので静かに庭園と守本尊様を拝観できますよ。時間に余裕があれば訪れてみて下さい。総門から徒歩1分です。
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