みなとや「幽霊子育飴」

YUUREI- KOSODATE-AME Candy by Minatoya, Kyoto
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幽霊子育飴(ゆうれいこそだてあめ)。添付されている由来書によれば「昔。慶長4年(1599年)、京都の江村氏の妻を葬りし後、数日を経て土中に幼児の鳴き声あるをもって掘り返し見れば亡くなりし妻の産みたる児にてありき、しかるに其の当時夜な夜な飴を買いに来る婦人ありて幼児掘り出された後は、来らざるなりと。この児八才にて僧となり修行怠らず成長の後遂に高名な僧になる。寛文六年三月十五日六十八才にて遷化し給う。さればこの家に販ける飴を誰というとなく幽霊子育飴と唱え盛んに売り弘め、果ては薬飴とまでいわるるに至る。洵に(まことに)教育の上に、衛生の上にこの家の飴ほど良き料は外になしと今に及んで京の名物の名高き品となれりと云う。」
・お店 「みなとや幽霊子育て飴本舗」
・住所 京都市東山区松原通大和大路東入る二丁目轆轤町
・TEL 075-561-0321
・アクセス 京阪「五条駅」下車、宮川町を上がり松原通を東へ徒歩10分

代々、幽霊子育飴を製造し販売している「みなとや」さんを訪問しました。以前は六道珍皇寺に近いところに店構えがありましたが、六道の辻の石柱の向かい、西福寺の斜め前に引越ししています。

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カラスの引き戸をガラガラと開けてお店の中に入ると、伝統的な日本式店舗。陳列棚に幽霊子育飴ほかが並べてあった。お店の人に伺ったところ、アメそのものは滋賀県で製造しているとのこと。

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お店自体は京都でも最も長い歴史を持つといわれ、創業400年以上を経過している。幽霊子育飴・大は500円、小は300円です。

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お店の右向いは六道地蔵・西福寺。「六道の辻」の道標が立っています。

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