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下立売通「山中油店」YAMANAKA COOKING OIL, Kyoto | |
「山中油店」(やまなかあぶらてん)。創業は江戸時代の文政年間(1818-1830)、当初は隣に醤油店があったがそこから分家し油専門店として創業。灯り用のナタネ油からはじまり現在は食用・工芸用・輸入油も扱う。建物は1855年の建造。
・京都市上京区下立売通智恵光院西入508 |
山中油店の娘さんであり、「京まちや平安宮」代表・山中恵美子さんの講演「京町家くらし」を聞いたご縁で老舗・山中油店を訪問しました。
真如堂で行われた講演は「京町家の四季」と題し、町家暮らしの年中行事の紹介、町家の構造と四季の暮らし方の説明など、実際に町家住まいをされているかたからのお話は説得力ありました。ためになりました。
1855年に建造された古い佇まいのお店です。
店内には取り扱う様々な油が展示されています。
こちらは髪につける椿油。
建物は国の登録有形文化財に指定されています。
お店の右手には通用門。「右 ほり川、左 妙心寺」の古い道標です。下立売通は古くから商店がたくさん立ち並ぶ往來の激しい路でした。
さらに右手にももうひとつ入り口があります。ここにも石碑「平安宮一本御書所跡」とあります。ここが内裏の中であった平安初期、世の中に流布した書籍を一冊だけ書き写して保管したところが「一本御書所」です。
「あぶら」の看板。
水車も設置されています。山中油店のトレードマークですね。さて、肝心の買い物ですが、フレーバーオリーブオイルをおみやげに購入しました。
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