「長谷川家住宅」2013年8月17日 撮影
HASEGAWAKE, Kyoto - August 17, 2013 | |
長谷川家住宅(はせがわけじゅうたく)、築270年の農業住宅、国の登録有形文化財。長谷川家は室町時代から東九条において農業を営んできた。幕末、長州征伐の時、会津藩士が投宿。11代当主の長谷川良雄氏は洋画家として知られる。建物は修復工事を終え「歴史・文化・交流の家」として一般公開中。 |
第38回 京の夏の旅「文化財特別公開」として長谷川家住宅が公開されました。場所は南九条札の辻です。暑い中、熱中症になりたくないので京都駅からタクシーを利用。九条ですので京都駅からも近く、タクシーでほぼワンメーターでした。
室内は原則撮影禁止でしたので写真は外観がメインです。
門をくぐって正面に見えるのが修復を終えた築270年の長谷川家住宅です。
玄関を入って受付を済ませます。
玄関の頭上に飾られた扁額。
「会津藩士が投宿」という触れ込みの一般公開でしたが、そのなごりとして柱に残された擦り傷、11代当主であり画家である長谷川良雄氏が幼いころに描いたという細密画のような会津藩士の隊列の絵が展示されていました。
一階には代々長谷川家に伝わる品々が展示され、2階は長谷川良雄氏の作品展示ギャラリーになっていました。虫籠窓が見える辺りが展示スペースになっています。なお、こちらは土日に限り常時公開されています。この写真は屋内で唯一撮影可能な台所エリアです。
見上げるとどっしりした梁です。
現在、長谷川家では長谷川良雄氏の末娘にあたるかたが長谷川家の保存に尽力されています。80歳を超える高齢ですが、しっかりされており、屋内の品々や長谷川家のことなど、いろいろ説明してくださいました。この建物を利用して「手織り教室」が開かれています。その作品が壁に展示されていました。
修復工事の様子が写真展示されていました。
見学を終え、出口に向かいます。
室内の様子はポスターで。中央の床柱に会津藩士による傷がありました。
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