洛西の小寺「金剛寺」2016年5月28日 撮影
KONGOJI Temple, Kyoto - May 28, 2016 | |
金剛寺(こんごうじ)、臨済宗・黄檗宗。山号は慈恵山。開山は臨済正宗第四十五世永延達大和尚。創建年、由緒など詳細不明。 |
嵐山の南、山沿いにある5つの小寺を南から順に巡ってきた最後の寺院は黄檗宗「金剛寺」です。住宅街の小路を山側に入ります。
ゆるい上り坂をしばらく進みドンツキを右に入ると金剛寺です。
お寺らしからぬ境内(?)に入ると住居兼本堂のような建物があります。入口にお地蔵さんが立っているので、ここで間違いなさそうです。
本堂前に手製の駒札が立っていました。少し読みにくいですが、
「この寺のご本尊は千手観音菩薩で開山は臨済正宗第四十五世永延達大和尚(韓国人)でございます。寺院敷地は小さいが本堂中央にご本尊、左側に七星仏尊、右側に先祖代々菩薩が安置され本堂に座ると安らぎを感じます。元禄山からでる湧き水がとても美味しく毎日この清水をいただく為に訪れる人もいます。 知容 禅寺黄檗宗 慈恵山金剛寺」
と書かれています。
黄檗宗らしい「開ぱん」(魚板)も吊り下げられていますが、生活臭あふれる小寺でしたので障子を開けるのをためらい、本堂前で軽くお参りしました。
駒札に書かれていた「元禄山からでる湧き水」が本堂左手に見つかりました。「清水 この水は飲料水です」と書かれていましたので、さっそく試飲してみたところ、たいへん軟らかい水でした。
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