嵐山を南に下った住宅地の中に西光院があります。門構え、そして境内、本堂ともに立派な寺院です。西行にゆかりの寺院です。
創建年代などお寺の由緒はわかりませんが、西行法師が草庵を結んだ場所とのことですから平安中期のこと。
西光院の元になった西光寺と西光庵のいずれも西行法師が庵を結んだ場所であるとの伝説があり、その縁から合併することになります。
それぞれのご本尊・阿弥陀如来像を持ち寄り、両者を本尊としました。本堂にはご本尊が仲良く2体並んでいます。向かって左が旧西光寺のもので鎌倉中期の作とのこと、右が旧西光庵のものです。
かつて、境内には西行法師お手植えと伝わる「西行桜」があったそうです。現在は門を入ってすぐ右手、ソメイヨシノに代わっていますが堂々とした古木です。
西行桜の根元には釈迦童子の石像。近年、建立されたものです。
江戸時代までは境内の北西に西行の庵があり、西行の木像が安置されていたそうですが、その後庵は朽ちてなくなってしまいました。2006年に「櫻元庵」として復元されたそうです。また西行の木像は現在も残っています。(写真は駐車場の片隅で満開のキンシバイ)
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