嵐山の南、山裾の旧街道にそって住宅地が南北に伸び、山側に入ったところに蔵泉寺(蔵泉庵)があります。ここは洛西観音霊場の第28番札所。
階段の手前に大きな2つの石、「夢窓国師腰掛石」の石碑が建っています。なんでも、夢窓国師が西方寺から天龍寺に通う途中、この石に腰掛けて休憩したとか。
このあたりの小寺の中では立派な門。さすが、慈受院門跡の流れをくむ寺ですね。
門をくぐるとさらに階段が続きます。
途中右手に「白玉大神」という神社があります。このお寺の守護神でしょうか。鳥居は赤くありませんが稲荷社です。小さなお狐様が4頭。
ここは観音霊場ですので玄関でチャイムを押し、御朱印をお願いしました。庵主様が丁寧に対応してくださいました。
境内の手入れは行き届き、堂内も非常に清潔にされていて、清々しい気持ちでお参りできました。
画像が少しボケ気味ですが、ご本尊の「十一面観世音菩薩」です。
塀の向こうに見える立派な建物は蔵泉寺のものではなく、隣接する念仏宗無量寿寺の「京・別格本山」です。この場所が念仏宗の発祥(1970年代)の地なんだだそうです。もちろん蔵泉寺ははるか昔からこの地にあるのですけどね。
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