六角堂のへそ石（へそいし）。別名、要石（かなめいし）
「聖徳太子が四天王寺を建立のため用材を求めてこの地にやってきた。泉のかたわらにある多良の木の枝に護持仏をかけて沐浴し、終わって仏を手に戻そうとしたが、枝から離れない。その夜、「お前の守り本尊となってから、すでに7世が過ぎた。これからは、この場所にとどまって衆生の救済に当たりたい」、という仏のお告げを夢で見て、信仰心篤い太子は、ここにお堂を建てようと決心した。これが六角堂。平安遷都以前の話である。
平安京造営の時、六角堂が条坊制による小路の位置にあたることから、勅使が移動してもらうよう祈願したところ、黒雲が現れて六角堂が自ら北へ５丈動いたという。そのあとに残った礎石が「へそ石」である。京都盆地の中心に位置すると云われる。」

　・京都市中京区六角通東洞院西入堂之前町
　・TEL 075-221-2686
　・アクセス 地下鉄「烏丸御池」下車、徒歩３分
　・境内自由
　・駐車場　なし（すぐ東側の有料駐車場を利用）