積善院準提堂の「人食い地蔵」

撮影 2012年2月4日
Hitokui Jizo, Kyoto - February 4, 2012
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積善院準提堂の人食い地蔵(しゃくぜんいん じゅんていどう の ひとくいじぞう)、正式名称は「崇徳院地蔵」。もとは崇徳上皇の怨念をしずめるために祀られた地蔵だが、「すとくいん」がなまって「ひとくいん」になり、ついに「ひとくい」になった。保元の乱に敗れた崇徳院は讃岐に流されたが、その後、都では大火が続き疫病がはやったが、これは崇徳院の怨念のため、という時代背景がある。
・京都市左京区吉田近衛町69
・075-761-0541
・市バス「熊野神社前」下車、東へ徒歩5分
・境内自由、開門時間 9:00-16:30
・駐車場 なし

東大路から春日北通に入り東に進むと、京銘菓の聖護院、聖護院門跡、そしてコインパーキングを過ぎて右手に須賀神社。「人食い地蔵」はその向かい「積善院凖提堂(五大力さん)」の境内にあります。前回の訪問ではお地蔵さんのクリアな写真を撮れませんでしたので再訪です。

「人食い地蔵」があるエリアの全景です。左は「お俊・伝兵衛の供養塔と石碑」、3つの祠が並んでいますが、中央が人食い地蔵です。

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今回は聖護院の追儺式に参加し、始まる前の待ち時間に撮影しました。このお地蔵さんはかつて聖護院の森にあったそうです。このあたり、今ではすっかり住宅地に変わってしまいましたが、うっそうとした森だったのはそんなに昔ではありません。薄暗い森の中、「崇徳院地蔵」が「人食い地蔵」と呼び名が変わるのも無理はありませんね。

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じっくり眺めようとしましたが、格子が太くて、やはり全体像はよく見えませんね。でもお地蔵さんのお顔ははっきり見えました。

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凖提堂寺務所前の水鉢にさりげなく飾られた花と護摩炊きに使われる杉(檜?)でしょうか。ちょっと目を引きましたので撮影。

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(これは本堂左手前にさり気なく置かれていたにゃんこ!) 京都検定にも取り上げられる「人食い地蔵」は、それが置かれている積善院凖提堂よりも知名度が高くなっています。でも次は「五大力さん」としての凖提堂・五大力法要にぜひ参加したいものです。毎年2月23日に行われ、秘仏・五大力尊がご開帳されます。

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