三千院の門前階段を通り過ぎ、奥に進んでいくと律川にかかる赤い橋。
橋を渡ってさらに奥に進むと突き当りは「大原問答」で知られる勝林院です。1186年、法然は天台宗の顕真の招請によって、ここ勝林院において多くの高僧たちを相手に浄土宗義について問答を行ったのです。
勝林院正面向かって左手前、実光院の外塀の北東角に石はあります。法然上人は比叡山から幾度となく勝林院に通ったのでしょう。この石を腰掛石と呼ぶようになったのも村人たちがその光景を一度ならず目撃したからでしょうね。
なるほど、上面が平らになった、座りやすそうな石ですね。
主要な神社仏閣はほとんど見た、なにか他に面白いものはないか? という向きに最適な歴史的モニュメントです。京都にはいたるところにあるんですよね。
こういうマニアは江戸時代にも。三千院が大原に移転する以前、江戸時代の有名な観光ガイドブック「拾遺都名所図会」には、大原エリアの見どころとして「法然上人 腰掛石」がしっかりと解説されていました。
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