寺之内通、妙顕寺の門を右に進むと小さな「泉妙院」という寺院があります。ここは妙顕寺の塔頭のひとつですが、かつてここには「興禅院」がありました。門の右手前に石柱が立っていますね。
「尾形光琳 尾形家一族 乾山 菩提所、興禅院旧跡」とあります。
壁には由緒を書いた石版がありました。そこに書かれていることを要約すると「尾形光琳は1716年没、尾形家の菩提寺である興禅院に葬られた。光琳は嫡子を小西家に養子に出した。興禅院には尾形家が代々住職を出していたが途絶えたため無住になって、本行院の管下に入った。のち泉妙院と合併して、現在はここで位牌や遺品が保存されている。」
左には「室町変電所」が隣接しています。
さらにその左には妙顕寺の門。大寺院の横にあって、注意して歩かないと見逃してしまう石柱でした。
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