京都検定試験を受けるときに覚えた「花の御所」、そう室町幕府3代将軍、足利義満が1378年に建造した室町幕府の建物です。その石碑が今出川通に立っています。烏丸今出川交差点の少し西側です。
室町通と今出川通の交差点から東北に室町第があった、と石碑に刻まれています。室町時代という名称のもとになった「室町第」は現在の、烏丸通、今出川通、室町通、上立売通に囲まれたエリアにありました。
「室町第」の遺構はほとんど残っていません。同志社大学寒梅館(室町第の跡地)を建造する時、事前に発掘調査が行われましたが、その時の
「室町第」のあとには現在、大聖寺(手前)と同志社大学寒梅館が建っています。
大聖寺の境内には「花乃御所」の石碑が建っています。室町第は幕府将軍の邸宅ですが、賀茂川から水を引き、多くの花々が植えられていたことから「花の御所」と呼ばれました。
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