清水寺・仁王門「仁王さんのへそ石」

撮影 2009年3月27日
Niousan-no Hesoishi, Kiyomizudera Kyoto - March 27, 2009
kyoto-sozoro.jpg

仁王さんのへそ石(におうさんのへそいし)、清水寺の仁王門、基壇の北側にあった石は何の目的のものかわからず、長い間「仁王さんのへそ石」と呼ばれていた。2000年、仁王門の修復工事に伴い彫り出され、1874年(明治8年)内務省地理寮(現 国土地理院)によって測量のために設置された基準点標石であることが分かった。現在、当初の形に復元されている。
 ・清水寺 京都市東山区清水1-294
 ・TEL 075-551-1234
 ・アクセス 市バス「清水道」または「五条坂」下車徒歩25分
 ・駐車場、あり有料

清水寺の仁王門、この門の左軒下に「仁王さんのへそ石」と呼ばれる石がありました。調査してみると比較的最近(1874年)に設置された測量用の石だと分かったのが2000年3月。

niousannoheso1.jpg

これが「へそ石」と呼ばれていたもの彫り出され復元された形。

niousannoheso1.jpg

標石を北向に見ています。石に刻まれた文字は、南面は「地理寮」、東面は「明治八年」、北面は「明治十五年八月建 地理局」、西面は「測點」

niousannoheso1.jpg

この説明写真を見ると、標石そのものは地中にあります。現在見えているものは表示柱石。上部と下部で色が違いますが、もともと白い部分より下が地中に埋まっていたのでした。ということは「地理寮」の地理までは見えていたのですから、その形から容易に素性が分かってもよさそうなもの。「仁王さんのへそ石」という謎めいた名前を付けたのはなぜでしょう(笑)。

niousannoheso1.jpg


Ads by Google



関連コンテンツ


Copyright (C) 2009 ZauCats, All Rights Reserved.

back-to-top.jpg
トップへ