清水寺の仁王門、この門の左軒下に「仁王さんのへそ石」と呼ばれる石がありました。調査してみると比較的最近(1874年)に設置された測量用の石だと分かったのが2000年3月。
これが「へそ石」と呼ばれていたもの彫り出され復元された形。
標石を北向に見ています。石に刻まれた文字は、南面は「地理寮」、東面は「明治八年」、北面は「明治十五年八月建 地理局」、西面は「測點」
この説明写真を見ると、標石そのものは地中にあります。現在見えているものは表示柱石。上部と下部で色が違いますが、もともと白い部分より下が地中に埋まっていたのでした。ということは「地理寮」の地理までは見えていたのですから、その形から容易に素性が分かってもよさそうなもの。「仁王さんのへそ石」という謎めいた名前を付けたのはなぜでしょう(笑)。
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