京都御苑「祐井と中山邸跡」
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・TEL 075-211-6364 京都御苑管理事務所 |
京都御苑の主な見どころといえば広大な敷地にどこまでも続く築地塀の御所。その周囲に植栽された花木が季節ごとにつける花々でしょうか。一方、かつて御所を取り囲んでびっしり並んでいた公家屋敷はすでにありませんが、苑内には公家屋敷跡がいくつか点在し、これらを巡るのも一興です。中山邸跡もその一つ。(写真矢印の位置です。)
これが全景です。黒いフェンスがあるので中には入れません。
立派な門です。この中には、明治天皇が生まれた産屋と、幼少時代の名前「祐宮」にちなんだ井戸「祐井」(さめのい)が残っているのです。
左奥に木で覆われた建物が見えますが、これが「産屋」らしい。幕末の1852年、孝明天皇と公家の権大納言中山忠能の娘とのあいだに誕生しますが、こちらにあった公家屋敷「中山邸」で出産、幼名「祐宮」(さきのみや)として4年間ここで暮らします。
こちらの井戸は祐宮二歳の夏の干天でもとの井戸が枯れたため、新たに掘られたものだとか。「祐井」と名付けられました。
駒札にはその由来が記されています。
広い御苑の中は、歴史的遺産をはじめ、植物、花、神社など様々な見どころが到るところにあり、京都観光で行くところに困ったらまず京都御苑に。ただし、京都御苑はあまりにも広すぎるので、もちろん事前知識は必要です。
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