坂本龍馬にゆかりの歴史的モニュメントは京都に多くありますが、京都に滞在し活躍した四条通や木屋町周辺には特に多く集っています。「酢屋」には海援隊が置かれ、龍馬が刺客に襲われる直前まで寝泊まりしていた場所です。「酢屋」は三条通の一本南側の路地にあり、昔ながらの佇まいを残しています。龍馬が暮らしたのはこの建物の2階です。
建物の右側に「坂本龍馬寓居之址」の石碑があります。
石碑の上に掲げられた龍馬に関する資料。龍馬と後藤象次郎が謀った大政奉還から池田屋事件に至るまでの説明が上半分、下半分には海援隊のメンバー氏名などが列挙されています。
酢屋の2階は「ギャラリー龍馬」として公開され、龍馬に関連する遺品などが展示されています。写真は正月に撮影したもので門松が写っています。竹の切り口が斜めではなく真横に切った「寸胴(ずんどう)型」です。最初の形は寸胴型で、関西では一般的。戦国時代、徳川家康が斜めの切り口のもの(そぎ型)を始めたといわれていて、関東地方では斜め切りが一般的ですね。
当初、酢屋は材木商でしたが、現在は銘木全般を専門に取り扱う「千本銘木商会」に加え、木工芸品の製作と販売を行っている「創作木工芸 酢屋」となっていて、建物の左側1階が展示販売する店舗です。木のお椀やお盆、工芸品などがリーズナブルな価格で展示販売されています。
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