京都そぞろ歩き・京都のモニュメント
「武信稲荷神社の榎(えのき)」
撮影 2012年9月
Enoki tree in Takenobu-inari Shrine, Kyoto - September, 2012
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武信稲荷神社の境内にある榎(えのき)、樹齢850年。平重盛が安芸宮島の厳島神社から苗木を移し植えたとの言い伝えがあり、現在神木とされている。武信稲荷神社(たけのぶいなりじんじゃ)は859年、藤原良相(ふじわらのよしすけ)が医療施設・延命院と学問所・観学院の守護社として創祀。

・京都市中京区今新在家西町38  map
・市バス「みぶ操車場前」下車 北東に徒歩3分
・境内自由、駐車場なし


武信稲荷神社の本殿を、左から覆いかぶさるように巨木があります。

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平重盛が安芸宮島から苗木を持ってきて植えたと伝わる樹齢850年の榎の大木です。

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注連縄が巻かれており、現在この神社のご神木になています。

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榎は「えんの木」とも読み、この木に宿る弁財天を祀った末社「宮姫社」は縁結びのご利益があります。

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ところで、この木にはもうひとつ言い伝えがあり、それは坂本龍馬とおりょうに関するもの。ここ、武信稲荷神社は六角獄舎の目と鼻の先。ここに捕らえられていたおりょうの父に面会のため、何度か訪問するが叶わない。そこでこの木に登って獄舎を眺めたという。

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その後、龍馬は命を狙われて身を隠す。おりょうは二人で訪れた武信稲荷を思い出し、この木のもとにやってきたところ、樹の幹には「龍」の字が彫ってあった。これは龍馬からおりょうに対し、自分は今も京の都に無事にいる、ということを伝えるメッセージだった。という言い伝えです。

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