大原三千院の門前を、勝林院や宝泉院の方向に向かい、赤い橋を渡るとすぐ右手に天皇陵の入口があります。観光客はみな気にもとめずに通り過ぎるところ。
ここに祀られているのは後鳥羽天皇(のち後鳥羽院)、歌人としても知られ、百人一首の一つ「人もをし人も恨めしあぢきなく 世を思ふ故にもの思ふ身は」が有名ですね。(門が開いているのは平日のみ、午後5時まで)
また、こちらには順徳天皇(のち順徳院)も合葬されています。後鳥羽天皇とは父子の関係。彼もまた歌人として知られ、百人一首には「ももしきや古き軒端のしのぶにも なほ余りある昔なりけり」が残されています。
では陵墓にむかいましょう。
砂利が敷かれ、鳥居があって石造りのフェンス、そして管理人小屋、この風景はどの天皇陵もかわりませんね。
陵墓の北側に隣接する建物は「法華堂」、後鳥羽天皇の冥福を祈って1240年に建立されました。一度焼失しましたが1770年に再建されました。陵墓とは入り口が分かれています。(この写真のみ2008年に撮影)
勝林院前から赤い橋の方角を眺めました。左の石垣の上が天皇陵です。
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