京都非公開文化財特別公開として「京都ハリストス正教会・生神女福音聖堂」の内部が初めて公開されました。昨年、外壁が塗り替えられ、聖堂の南側に隣接して「西日本教区センター」が建造されました。また聖堂玄関前にあった大きなソテツがなくなっています。
初公開とあってたいへんな混雑ぶりでした。通常は信者でないと入れませんからね。
京都におけるロシア正教の布教は1878年。1897年には現在地の土地を入手し、聖堂の建設が始まります。設計は、旧京都府庁や武徳殿を設計した松室重光です。
ロシア・ビザンチン様式ですが屋内の壁を漆喰にするなど和洋折衷です。建築当時は高さ22mの鐘楼から比叡、愛宕の連山をながめ、東西本願寺の伽藍を俯瞰できたそうです。
建物のうしろ側から。
ポスターの写真がイコノスタスです。モスクワで製作され日本まで運ばれてきました。聖堂の正面すべてを覆っています。なお、設置する時に建物よりも横幅が大きいことが判明し、イコノスタスの両端が折り曲げてあります。
聖堂内に置かれていたパンフレット(表面)を引用しました。聖ニコライと建造当初の写真。
パンフレットの裏面です。現在のイコノスタス(聖障)の様子を見ることが出来ます。
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