京都、御幸町通二条にあった造酒屋「中井酒造」の建物は1971年に解体され、しばらく犬山市内に保存されていました。のち、1993年、明治村に1年半かけて復元されました。
虫籠窓に鍾馗さん、京町家の定番ですね。そして造り酒屋のシンボル「杉玉」。
中に入ると吹き抜けのエリアはカフェとして営業中です。典型的な商家の町家ですね。
1年半をかけて建物が復元されたそうです。もとは明治3年の建造ですので約150年の建物。
蔵人(酒造りの作業をする職人さん)の休憩場所。
上がって見学することは出来ませんでしたが、奥は客間のようです。
ここにある日本酒「岩竹」は、伏見に20以上ある蔵元のひとつ、三宝酒造のものです。なお三宝酒造に関してはネット上の情報が少なく、ここで詳しく説明できません。比較的最近の開業のようです。中井酒造との関わりはよくわかりません。
地下には糀(こうじ)を発酵させる「むろ」があります。
明治時代の中頃には京都に131軒の蔵元があったようですが、中井酒造はそのひとつ。特に洛中には多かったようです。名水が多いですからね。ところが現存しているのは佐々木酒造と松井酒造の2軒だけ。洋酒が好まれるようになったことなど様々な要因があったようです。
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