京都でもっとも楽をして除夜の鐘が撞けるお寺をご紹介します。新京極のアーケードに面した芸能にゆかりの誓願寺です。11時頃からお寺の前で整理券が配られます。基本は108番までですが、自分の目の前で番号札が終了しても悲観することはありません。ちゃんと列に並んで待っていたのであれば番外で最後に撞かせてもらえるのです。
番号札が入手できたら本堂に上がります。ここで甘酒やホットカルピスの接待を受けます。鐘を撞き始める11時45分ころまで法要を見学します。
立派な御本尊様。大きな丈六さんです。
年々こちらの人気が高まっているようです。今年は本堂正面だけでは収まりきらず左右の脇にもびっしり人で埋まっていました。海外からの観光客もちらほら。以前に訪問したときは正面だけで収まっていて、のどかな除夜の鐘撞きだったのですが。
法要が執り行われる間、参列者はストーブが焚かれた温かい本堂で、甘酒をいただきながらリラックスして待ちます。これが他の寺院と違うところ。寒さに震えることなく除夜の鐘が撞けるのですから。ラクチン楽ちん。今年はたっぷり甘酒が用意されていて、なんと3杯お代りしましたよ!
法要が滞りなく終わり、最後に門主さんから新しい年を迎えるにあたってのご挨拶があります。
そしていよいよ除夜の鐘つきが始まります。最初に撞くのは門主さん、2番から一般の参列者です。大体20秒から30秒に一打のペースでしたので108番が撞けるのは意外と早く12時20分頃です。
今回は鐘を撞く最中の写真を撮り損ねました。ご参考までに前回(2009年)に撞いた時の写真です。雰囲気はまったくかわっていません。番号札の順に呼ばれ、1グループごとにまとまって鐘を撞きます。
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