二条城の南側、早春の神泉苑をご紹介します。ちょうど桜が満開でしたがあいにくの雨模様。傘が少し無粋ですがご容赦。神泉苑は1200年の歴史を持つ庭園です。創建当初は二条城一帯を含む広大な禁苑(天皇の庭園)でした。現在はかなり小さくなっていますが、それでも平安京庭園の面影を残しています。
南の門を入って右に進むと「弁天堂」。
奥に進めば「稲荷社」、さらに奥には「狂言堂」があるのですが通常非公開ですので5月と11月の「神泉苑大念仏狂言」が上演される日以外は入ることは出来ません。
稲荷社から池の眺め。
正面に戻り、弁天堂(右)と稲荷社(左の赤い建物)の方向をながめます。桜が見事。
神泉苑に来た観光客は必ずお参りする「善女龍王社」です。ところで、神泉苑は祇園祭発祥の地であることは京都検定に合格された方でしたらご存知。平安時代、都で疫病が流行った時、神泉苑の南端に66本の鉾を立てて悪霊を払った(御霊会)といいます。これが現在の祇園祭の元になりました。
毎年、大晦日に恵方の方角に祠を回転させる「恵方社」です。
朱塗りの橋は「法成橋」、神泉苑のシンボルですね。橋の上から「善女龍王社」を眺めます。皆さんがお参りする建物は拝殿(右、あるいは舞殿)。「善女龍王社」は奥にあって近づくことは出来ませんね。
「法成橋」を入口付近から眺めました。左の建物は「平安殿」です。結婚式場として、あるいは料亭として使われています。
船館「龍王船」。平安王族のように船上で京料理を頂くこともできるのですよ。
さらに奥に進めば「平安殿」、京料理の料亭「神泉苑平八」です。さらに進めば北門から二条城側の御池通に出ることが出来ます。
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