「京の夏の旅2009・文化財特別公開」のひとつとして公開されました。
一階洋間です。京都大学建築学科初代教授の武田五一がフランク・ロイド・ライトの建築を参考にして設計したものです。
明治から大正期にかけて活躍した数奇屋の名工・上坂浅次郎による茶室です。
写真撮影は出来ませんでしたが、1階広間には祇園祭の時と同様に「屏風」が展示されていました。
奥には蔵が大小ふたつあります。ここには「京じゅばんと友禅」の反物販売のための商品が展示してありました。見学中もお客さんとの商談が進んでいました。邪魔にならないよう、静かに見学しました。
紫織庵は他の町屋と比較して間口が2倍、従って中庭もかなり広くなっています。この灯籠は「マリア灯籠」。
2階の洋室サロンです。かなり贅を尽くした造りになっています。
祇園祭では山鉾は新町通を最後に通過します。ここ紫織庵には「鉾見台」が設置してありました。2階の窓から出入りします。鉾から粽を直接受け取るんだそうです。
2階の広間は明治時代から大正時代にかけての長襦袢友禅の展示室ですが、別の小さな部屋でみぃさんがネコ柄の浴衣を見つけました。仕立て済みの販売品です。「ネコと音符」のデザインが大変気に入って、早速試着。社長さんから、「綿たて絽」生地で、しかもこの赤地に白模様は2度と出来ない、と説明を受けました。なるほど、一般販売されている柄はこれと逆の「白地に黒いネコ」です。この浴衣は「これしかない、一品もの」です!
サンプル販売だそうで、手染めによる本物の友禅染ですがお安く購入することが出来ました。大正期の柄を復刻したものだそうです。
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