平成28年度「京都非公開文化財特別公開」として豊臣秀次一族の墓所「瑞泉寺」の本堂内が初公開されました。
通常は境内と左手の展示室のみの公開ですが、今回は本堂内に入れるとあって多くの方が見学に来られていました。
本堂に入る玄関です。
こちらは本堂、内部は撮影できませんので外観のみです。
寺宝が特別公開されている書院の鴨川に面した東側には庭園があって、ここだけは撮影できました。なお、特別展示されたのは「秀次公縁起」、「瑞泉寺裂(きれ)」、「瑞泉寺絵縁起」や秀次公愛用の品々など、瑞泉寺に伝わる寺宝です。
瑞泉寺は角倉了以が秀次一族を弔うために建立した寺院ですので、本堂前の墓所は秀次をはじめ子女側室39名のお墓があります。(秀次事件の詳細については歴史書などをご覧ください。)
中央の供養塔の下部には秀次の首を入れたという「石ひつ」があります。高野山で切腹したのち秀次の首はこの石ひつに入れられ三条河原にさらされたそうです。
境内で見つけた「菊花紋が消された瓦」。明治維新の後、神仏分離令が出され天皇家にはばかって菊花文を自主的に消したものだとか。
本堂右手前、こちらの宝篋印塔は1740年の建立、「この世のすべての人々が苦しみから平等に救われますように」と、経文が刻まれています。
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