ZauCatsの 京都通クイズ【初級】解答 | |
京都人の常識 |
以下の文章には誤りがあります。 もし分かればあなたは京都通の初級合格(京都検定 3級クラス)。 |
【第1問】
上賀茂神社は鴨川沿いにある、京都で最も古い神社の一つである。正式名を「賀茂別雷神社」といい、古代の賀茂氏の氏神を祀る。
【解答】 上賀茂神社は鴨川ではなく賀茂川沿いにあります。どちらも読みは「かもがわ」ですが、出町より南を鴨川、北を賀茂川と書きます。この理由は上賀茂神社および下鴨神社の社名に起因するといわれています。 【第2問】
京都の夏の風物詩、鴨川の川床(かわどこ)では本格的な京料理を楽しむことができる。先斗町や木屋町の茶屋・料亭が河原にせり出して設置した屋外の座敷で料理を提供する。
【解答】 鴨川の西岸にせり出した料亭の屋外座敷は「床、ゆか」と呼びます。「かわどこ」ではありません。貴船と高雄のものを「川床、かわどこ」といいます。 【第3問】
夏の夜空を彩る大文字焼は毎年8月16日に行われる。盆に迎えた故人の霊を再び冥府(めいふ)に送る仏教行事である。
【解答】 大文字焼ではありません。「五山送り火」と呼びます。あるいは「大文字送り火」。奈良で8月16日に行われる戦没者供養のためのものも「大文字送り火」であす。「大文字焼」という言葉はどこから生まれたのでしょうか? 若草山の山焼きと混同したものでしょうか? 【第4問】
平安遷都とほぼ同時に創建された東寺では毎月21日「弘法市」が開かれ多くの人で賑わう。京都人は東寺のことを愛着をもって「お東さん」と呼ぶ。
【解答】 「お東さん」は東本願寺のこと。お西さんは西本願寺です。 【第5問】
京都は南から北に向かってなだらかな勾配があり、北に向かうことを「上る(のぼる)」、南に向かうことを「下る(くだる)」という。東西の移動は「通り名」+「西入る」あるいは「東入る」と表現する。
【解答】 読み方が違います。「上ル(あがる)」、「下ル(さがる)」と読みます。 【第6問】
芸妓・舞妓さんのお茶屋さん。でも一見さんお断り。なじみ客の紹介がなければ入れない。お茶屋さんがズラッと並ぶ祇園、このような場所を京都では「花街(はなまち)」と呼ぶ。他に、上七軒、先斗町、宮川町、祇園東がありあわせて五つの花街がある。
【解答】 京都では「はなまち」ではなく「かがい」と呼びます。京都に5箇所あるので「五花街(ごかがい)」です。 【第7問】
京の懐石料理に出される「おばんざい」は旬の京野菜をつかったものである。
【解答】 「おばんざい」とは京都の家庭料理のこと。決して懐石料理では出されません。 【第8問】
7月17日、四条烏丸を起点として盛大に繰り広げられる祇園祭・山鉾巡行、山鉾は全部で32基ある。引き回しが終わるとそれぞれの町に帰っていくが、帰着するとそれぞれの町に設置されている巨大な山鉾保管庫にそのまま入り封をされる。これは、引き回しで集めた厄を飛散させず、封じるためである。
【解答】 巡行が終わって各山鉾町に帰着すると山鉾はすぐに解体されます。厄を飛散させないため。分解された骨組みの木材や装飾品は蔵に保管されます。 【第9問】
京都市街地すべてを見渡すことのできる東山の「将軍塚」は平安京の四方を守る方位守護の神、大将軍のひとつ、東の守りである。
【解答】 将軍塚は方位守護の大将軍ではありません。征夷大将軍・坂上田村麻呂を祀った塚です。桓武天皇が平安京の王城鎮護のため造らせました。 【第10問】
平安神宮には平安京を造営した桓武天皇が祀られているが、この神社は平安の昔から平安京の守神として都人により崇敬されてきた。
【解答】 1895年、平安遷都1100年を記念して京都で開催された内国勧業博覧会の目玉として建設されました。平安京の大内裏の正庁である朝堂院を8分の5のサイズで復元したもの。博覧会の後、桓武天皇を祀る神社として創祀されました。 |
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