京都歳時記 - 3月
「京都・東山花灯路」灯りと花の路KYOTO HIGASHIYAMA HANATOURO FESTIBAL
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東山花灯路(ひがしやまはなとうろ)。毎年3月中旬、青蓮寺から清水寺までの道を行灯でともす。桜が咲く前の賑わいを作る目的で始まった。様々なイベントが同時に開催される。 |
「東山花灯路・灯りと花の路」と題して、青蓮寺、知恩院、円山公園、八坂神社、ねねの道、石塀小路、二年坂、産寧坂、清水坂など東山の中心観光道に行灯が灯され、随所に生花が飾られるのです。(取材日 2019年3月16日)
円山公園から清水寺までの行灯に照らされた路地を散策しましたので写真でご紹介します。円山公園・しだれ桜の前に飾られた「現代いけばな展」の生花の前からスタートします。
八坂神社と円山公園をつなぐ連絡路には大きな「粟田大燈呂」が飾られています。粟田神社の大祭において巡航する燈呂が展示されています。高さが4mもあり、大きくて大迫力ですね。
円山公園は全体がライトアップされ遊歩道には行灯が飾られています。ひょうたん池の湖面に反射した光がきれいです。
長楽館では「光と音のファンタジー」と題して建物の前面を用いた万華鏡の投影が午後6時から8時まで行われます。(残念ながら取材した16日はお休みでした。) 門の前では長楽館オリジナルのアップルパイやホットワインが販売されていました。
大谷祖廟の広い参道が行灯と生花で飾られます。
「ねねの道」に進みます。近年はロームのLED電球を使った行灯が使用され、以前に比べて格段に明るくなっていますね。
ライトアップされた祇園閣の門前には「甲州流」の生花。人気撮影スポットです。
東山花灯路では一番人気の「ねねの道」です。にぎわっていますね。
月眞院の境内がライトアップされています。東山花灯路が開催される期間は高台寺、圓徳院をはじめ多くの神社仏閣がライトアップされるのです。
大きな提灯を掲げた行列がやってきました。「狐の嫁入り」巡航です。午後7時と8時の2回やってきます。カメラをしっかり構えておかないと、あっという間に通り過ぎます。
ねねの道から石塀小路に。風情ある通りですね。
これは明るいときに撮影したものですが、高台寺公園には東山花灯路の「総合本部」が設置されています。たくさんのテントが設置されていますが、中では「お絵かき行灯」など様々なイベントが催されます。
高台寺前を過ぎ維新の道を超えて、土産物店の並ぶ清水寺参道に入ってきました。ここから清水寺まではぐっと海外からの観光客が増えます。
二年坂です。坂の上から見下ろしました。
そしてこちらは産寧坂。
清水坂の途中にも生花が飾られています。こちらは「東福寺未生流」。
清水寺の門前に到着です。門の左側には特設ステージ「花咲ステージ」が設置されていて音楽やダンスなどが披露されていました。ゆるキャラの「えびすけ」もこの近辺に出没するということですが見つかりませんでした。花灯路はこのあとさらに茶わん坂までつながっています。
帰路に通った「八坂通」、ここも人気撮影スポットです。八坂の塔をバックに多くの方がカメラを構えていました。
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