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京都歳時記 - 4月
「平野神社の桜花祭」OUKA FESTIBAL, Hirano Shrine, Kyoto - April 10, 2016
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桜花祭(おうかさい)。毎年4月10日、桜の名所「平野神社」において開催される催事。花山天皇(985年)が平野神社に行幸し皇胤繁栄を祈ったことに由来する。午前中は花山天皇陵において神事、午後は時代装束を着飾った約200名の行列が氏子エリアを巡行する。
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2016年4月10日 撮影
桜の名所「平野神社」、桜が満開の毎年4月10日、盛大に「桜花祭」が開催されます。起源は1,000年前、時の花山天皇が平野神社に行幸し、皇胤繁栄を祈願する勅祭を行ったことに始まります。午前中は「桜花祭」、神職が本殿前で神事、その後、近くの花山天皇陵に参拝します。
午後1時、「神幸祭」のスタートです。鳳輦にご祭神を移し、平野神社の周囲を巡行するのです。これには時代装束を身に着けた約200名が列に加わり、これを見物する多くの観光客が集まります。ちょっとしたミニ時代祭ですね。最初に、巡行列の先頭から順番にアナウンスがあり、呼ばれる順に列の準備ができていきます。
見物客は参道を取り囲み、出発を今か今かと待ちます。扇を持った人が祇園祭の音頭取りに似た振付で扇を振って掛け声、さあ、出発!
先頭は、太鼓に続き赤鬼さんと青鬼さん、露払い役です。
ご神木と花山車が続きます。
稚児さんたちです。親御さんに手を引かれて、これから2時間半の巡行、頑張って行ってらっしゃい。
織姫列、天平時代の再現。
見事な織物ですね。
鏑馬列。
雅楽隊。道中、ずっと演奏しながら歩くのは大変だと思います。
御鳳輦です。平野神社のご祭神がこちらに移っており、巡行に出掛かけます。
主催者のお偉いさん?は高級車で。あれ? ナンバープレートがない! このまま走って行きましたが。
染色列。
曲水の遊列。物詣姿です。
大鎧姿の騎馬列。
頼山陽母花見列。頼山陽が母親をかごに乗せ平野神社へ花見見物にやってきた故事にちなんだものです。
かごの後ろにはお付きの女性が二人。ここまで約200名の時代絵巻でした。
平野神社を出たあと巡行列は、南に向かい、今出川通から北野白梅町駅を北に向かい、和食のさとのところから西へ、廬山寺通を通っていったん平野神社に戻って休憩。後半は北に向かって金閣寺前まで、次に寺之内通経由、千本通を下がって、最後は上七軒通を通って平野神社に戻るのが3時半ごろです。平野神社を出発するときはかなり混み合いますが、途中の通り沿いからは比較的ゆっくり見学できると思います。
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