京都歳時記 - 8月

五山送り火 - 2007年8月16日

Gozan Okuribi Sending Fire - August 16 2007
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盂蘭盆会(うらぼんえ)の8月16日の午後8時から京都市街を囲む山に文字や鳥居などをかたどった火を順に焚いて霊を送る行事。年中行事として定着したのは室町から江戸時代といわれる。東山如意ケ嶽の「大文字」、松ヶ崎「妙・法」、西賀茂船山の「舟形」、大北山の「左大文字」、北嵯峨の曼荼羅山の「鳥居形」の5カ所で順次点火される。(妙と法はひと山と数える)
Gozan Okuribi Festibal, Held on Aug.16 every year. Six fires (Right Daimonji, Myo, Ho, Funagata, Left Daimonji, and Toriigata) send off the spirit of the ancestors to Buddhist heaven.

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初めての「五山送り火」鑑賞です。運良くホリディイン京都の「五山送り火宿泊パック」の予約が取れました。予約したのは2月ですが^_^; まだ明るい内の大文字山です。

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すっかり暗くなりました。点火の直前です。

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ホテルの屋上からは四山が見渡せます。ホテルは北部に位置していますので、南の「鳥居形」は見えません。この写真は西の方向、愛宕山方面です。

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送り火の点火に合わせて京都市内の照明は落とされます。三日月も点火を待っています。

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8時、まず大文字が点火されます。大文字山にオレンジの「大」の文字が浮かび上がる瞬間は、とても神聖な気持ちになりました。まわりからも「おぉー」っと声が上がっていました。写真はかなりぶれていますが、点火直後の勢いよく燃え上がる様子が分かると思います。

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「大」の字からはずれて中央にも火が見えますが、これは飛び火して火床以外が燃えてしまったようです。(この写真は地上から。ひで君の撮影です。)

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続いて「妙」「法」が点火されます。ホテルはこの妙法に最も近く、かなり大きく見えます。

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さらに遅れて「舟形」も点灯されます。

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「左大文字」は金閣寺の北側、ホテルからはかなり南に位置していますので、すこしゆがんで横から見た形になります。

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点火後、約30分、大文字の火が消え始めました。実際に鑑賞した送り火は想像していたのとは違って、厳かで感動的でした。それもそのはず、京都の人たちにとっては先祖を供養する重要な宗教行事ですから。

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ホテル館内の飾られた送り火オーナメントです。

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ホリディイン京都の「五山送り火宿泊パック」は「賀茂の芋あん大どら焼」と「特製うちわ」と「絵はがき」のお土産付きでした。

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