今年の五山送り火は、陸前高田市で被災したマツを使うかどうかで一悶着ありましたが、なにはともあれ送り火の当日を迎えました。
夕刻、大文字を近くから望める吉田山から。数時間後の点火のための準備で大わらわ。
今年の見物場所は宿泊先のホテルから。部屋の窓から正面に如意ヶ岳・大文字が望めました。絶好の場所ですね。数年前にもこちらの「送り火宿泊パック」を利用したことがあって、楽に観ることができましたので再度の利用です。屋上からは左大文字以外すべて観ることができます。
点火の8時になりましたが、まだあかりが見えません。どうしたのかな? トラブルかな? (明朝のNHKのニュースで、点火前に、東北大震災の被災者のための黙祷を行ったためだと知りました。)
8時を数分回って火がともりました!
メラメラと火床から大きな炎。最初は煙が舞い上がって、このようにぼんやりとしてますが、
そのうち、火が落ち着いてクリヤになってきます。
大文字以外の送り火はどうでしょうか? 部屋を出て屋上に上がりました。大変な数の見物客。今年は三脚を持参しなかったためきれいに撮れません。高感度モードで撮影したためこんなにザラザラになってしまいました。
妙法には近いため間近に見えます。
船形です。
左大文字は斜めに見る形。かなり遠くに見えました。
8時30分を過ぎて、如意ヶ岳・大文字の火の勢いがだんだん弱くなってきました。
薪も順に燃え尽き、ひとつひとつ火床の火が消えていきます。火がすべて消える頃には、精霊はすべて無事にあの世へ帰り着くことでしょう。
翌朝の大文字です。消し炭を拾う人たち、あるいは片付けの人たちでしょうか。今年も無事に終わりました。お疲れ様でした。
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