「清水寺・青龍会 9月」

撮影 2018年9月14日
"SEIRYU-E" (Blue Dragon) Festival in Kiyomizu-dera Temple
Kyoto - September 14, 2018
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清水寺・青龍会(きよみずでら・せいりゅうえ)は、2000年、清水寺のご本尊の御開帳を記念して始まった祭り。3/14, 3/15, 4/3, 9/14, 9/15の5日間、14:00 から開催される。尊厳な衣装に身を包んだ一行と青龍が、奥の院から音羽の瀧、門前を練り歩く。ご本尊と京の人々の安寧を四神の一つ「青龍」が守る。

青龍は、京の都の四方を守る神の一つ、東を守ります。清水寺は平安京遷都以来の長い歴史を持つ寺院です。その清水寺で行われる「青龍会」の行道(僧が仏像などを奉じて行列をなして練り歩くこと)は午後2時より奥の院において「八功徳水の儀」から始まります。

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定刻からやや遅れて始まりました。転法衆(てんぽうしゅう)の4名が入場します。全員ホラ貝を携え、吹き鳴らしながら行道を先導します。

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高らかにホラ貝が響き渡り、いよいよ「八功徳水の儀」の始まりです。

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四天王も入場、行道の最中、青龍を守る役割を担います。

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十六善神(じゅうろくぜんじん)は奥の院の屋内に入場し、全員で声を揃えて「南無観(なむかん)」を唱え始めます。

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観音護持の役割を持つ夜叉神(やしゃじん)の2名が入場します。

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続いて会奉行(えぶぎょう)です。龍杖を持ち、儀式一切を統括します。

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奥の院の内部での儀式が一通り終わり、お待ちかねの青龍が入ってきました。青龍は観世音菩薩の化身です。

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なんと、龍の頭は経文で出来ています。「大般若経」です。

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青龍は4名の四天王を順に回り、とてつもない大きな声で「南無観(なむかん)」の呪文を受けます。

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龍の舞の始まりです。

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龍はしばらく待ったあと退場していきます。

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四天王は龍が舞っている間、四方でじっと龍を見守ります。四天王の一人の衣装をアップで。すべての装束はワダエミさんのデザインによるものです。

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その後、地主神社の階段の前で「なむかん」を唱えたあと、龍は音羽の滝に向かって階段を降りていき、その他のメンバーは本堂の方に入っていきました。

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龍と行道のメンバーは楼門の前で合流し、多くの聴衆が見守る中で再び舞います。例年であればこのあと一行は門前町に繰り出して巡行して「観音加持」を行うのですが、本日はあいにくの雨天で本堂に引き上げていきました。

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