京都歳時記 ・二月

「京都ゑびす神社の節分」

2018年2月3日 撮影
SAIFUKUJI Temple, Setsubun Ceremony in Kyoto - February 3, 2018
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京都の節分行事は2月2日から3日にかけて催される、代表的なところでは、壬生寺の炮烙奉納、大護摩供養、壬生狂言。吉田神社の追儺式、盧山寺の鬼踊と鬼のお加持、千本釈迦堂のおかめ福節分祭、北野天満宮の北野追儺狂言、千本ゑんま堂の厄除けこんにゃく煮き、須賀神社の懸想文売り、聖護院の追儺式、平安神宮の古式ゆかしい追儺式、など。

On 3rd February, people celebrate the coming of Spring. This ceremony is called "Setsubun". To cast out ONI demons (a symbol of bad fortune), people throw out roasted soy beans at shrines, temples and also each home.

午後5時からの豆まき、穴場か!

多くの節分祭は3日の午後、早い時間から始まるのが一般的ですが、ここ「京都ゑびす神社」ではなんと午後5時から行われます。「これは福豆拾いの超穴場か!」と思い出かけました。京都ゑびす神社は1月の「初ゑびす」では猛烈に賑わいますが、節分はどうでしょう。

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節分祭に先立ち、境内では「幸福茶(コブチャ)」の無料接待があります。社務所の向かいにある小さな建物の中に魔法瓶入りの熱いコブチャが用意してありました。セルフサービスでいただきました。節分祭が始まる5時まで少し時間があるので、いったんゑびす神社を離れました。

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5時を少し回ったところで境内に戻りました。すでに多くの人が本殿前に集まっています。

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どうやら本殿の奥で節分の神事が行われているようです。かすかに神主さんの祝詞の声が聞こえてきます。多くの人たちは「まだか、まだか」と豆まきを待っています。

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20分ほど経過したところで神主さんが出てこられました。おもむろにお祓い。みなさん、かたずをのんで見守ります。

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あ! 豆まきが始まった! 心の準備もないうちに、いきなり豆が巻かれました。

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そして、あっという間に豆まきは終わってしまいました。巻いた豆はごくわずか。当然、福豆は拾えませんでした(涙)。神職の皆さん、氏子の皆さん、さらっと退場。一連の出来事を私なりに解釈してみました。京都ゑびす神社の節分祭は氏子さんたちのためにあり、一般参拝者にためのものではない、と。なお、社務所で、福豆が拾えなかった旨を伝えると、豆を一つ下さいました。というところが唯一の救いですね。

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(各行事の内容や開始時間などは年によって変わることがあります。最新の情報は各神社仏閣の公式HPでご確認ください。)

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