京都歳時記 ・二月

「節分お化け」

SETSUBUN OBAKE, Setsubun Ceremony in Kyoto, JAPAN
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京都の節分行事は2月2日から3日にかけて催される、代表的なところでは、壬生寺の炮烙奉納、大護摩供養、壬生狂言。吉田神社の追儺式、盧山寺の鬼踊と鬼のお加持、千本釈迦堂のおかめ福節分祭、北野天満宮の北野追儺狂言、千本ゑんま堂、須賀神社、聖護院、平安神宮などが有名。

On 3rd February, people celebrate the coming of Spring. This ceremony is called "Setsubun". To cast out ONI demons (a symbol of bad fortune), people throw out roasted soy beans at shrines, temples and also each home.

「節分お化け」とは 「節分の夜に厄よけとして普段と異なる服装で謝辞を参拝すること。江戸時代末期に盛んに行われた。」(Wikipedia)とあります。変装して鬼をやりすごすことができるのですが、京都の花街では芸舞妓さんが様々な奇抜な衣装で変装してお茶屋を順に回り贔屓の客をもてなします。

花見小路と宮川町を散策し、節分お化けに遭遇しました。一般客はお茶屋さんに入れないため節分お化けを見ることができるのは路上です。

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変装した芸舞妓さんがお茶屋さんを順に回ります。いつ誰が通るかわからない、まさに偶然の遭遇。運を天に任せます。でも1時間も花街を歩けば何組かのおばけさんに遭遇できますよ。

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ここは花見小路に面したお茶屋さん「廣島屋」の前です。しばらく待っていたところ何組かのお化けさんが出入り。ただし、出るのも入るのも電光石火、あっという間に立ち去っていきます。

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ここから宮川町。歌舞練場付近で待っていたところお化けさんが前を通っていきました。(後記)このお二方、NHK「京都人の密かな楽しみ」(2018年4月14日放送)に登場しお話されてましたね。

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かなりの早足ですので写真はボケています。あしからず。

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川端通りです。ここにもお化けさんは現れます。

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節分の日は鬼が嫌うヒイラギと鰯の頭を玄関に飾る、というのは平安時代からの京都の風習ですが、こちらのお茶屋さん(表札はぼかしてあります)ではシンプルに竹串に焼いた鰯の頭が挿してあります。今年は柊の小枝が入手できなかったのでしょうか。(以上撮影 2018年2月3日)

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(各行事の内容や開始時間などは年によって変わることがあります。最新の情報は各神社仏閣の公式HPでご確認ください。)

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