On 3rd February, people celebrate the coming of Spring. This ceremony is called "Setsubun". To cast out ONI demons (a symbol of bad fortune), people throw out roasted soy beans at shrines, temples and also each home.
2018年2月3日、寺町通にある誓願寺の節分会に参加しましたのでご紹介します。誓願寺は芸道のお寺としても知られ、これにちなんだイベントが行われます。大般若経の転読から始まり、13:30から「踊りの奉納」、14:00から「豆まき」、14:30頃から「扇塚法要」でしめくくります。
こちらの節分会の特徴は本堂内で行われることです。ストーブもあって温かい。私たちは30分前に到着したところ、観客はまだほとんど来てなくて正面最前列に座ることが出来ました。
しかし開始時間の13:30に近づくにつれ、本堂入口の階段まで観客で埋まりました。良いポジションで見学したい場合は早めの席の確保が必要です。
誓願寺本山課長の長谷川晃雄さんのMCにより節分会が始まります。この方、お話がたいへんおもしろく観客の皆さん、しばしば喝采です。(最後の演目「鞍馬山」にも出演されました!)
「長唄 勧進帳」から始まりました。唄うのは佐野久美子さん、かなりの声量でした。
次に「日本舞踊 お染久松」です。桜流の踊りです。
続いて「日本舞踊 鷺娘」、佐くら会のメンバー4名で舞われました。
ここで恒例の「ハンカチまき」が行われ、見事ハンカチをゲット! 「佐くら会」のロゴ入りのものでした。
踊り奉納のトリは「日本具用 鞍馬山」です。桜流のお師匠さん・桜富寿佐(さくらふずさ)さんが牛若丸を演じられ、鞍馬山の剣道伝授の僧を誓願寺のみなさんが務められました。
最初に鐘と太鼓に合わせて般若経が読経され、続いていよいよ豆まきです。
誓願寺は世阿弥作の謡曲「誓願寺」の舞台です。その縁もあり芸道上達を祈願して「扇塚」が建立され、芸の上達を祈願する多くの人たちが扇を奉納しています。
新京極の誓願寺で盛大に節分会が行われました。豆まきに先立ち「踊りの奉納」も行われましたが先に訪問した法住寺からの移動で見ることができませんでした。
「豆まき」は14時から始まります。ハンカチまきもありました。美しい衣装で参加されたのは「佐くら会」の皆さん。この会は桜富寿佐(ふずさ)さん(東京芸術大学卒、花柳流三代目家元より名取取得)により誓願寺で立ち上げられた初心者からの日本舞踊教室です。
誓願寺・節分会のポスターです。誓願寺のHPから引用しました。
(各行事の内容や開始時間などは年によって変わることがあります。最新の情報は各神社仏閣の公式HPでご確認ください。)
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