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「下御霊神社・還幸祭」撮影 2008年5月
KANKO-SAI Festival of Shimogoryou Shrine - May 2008
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「下御霊神社・還幸祭」(しもごりょうじんじゃ・かんこうさい)、祭神の分霊が鳳輦や神輿に乗って氏子エリアを巡幸して厄を払う。以前は夏場に行われていたが、明治以降は5月開催となった。
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二条通から西寺町にかけての寺院群を参拝の途中、下御霊神社の「還幸祭」列に偶然遭遇しました。写真の場所は二条通です。(写真をご覧になりながら)列の巡幸の概要を解説しますね。
「神幸列」(現在は「鳳輦(ほうれん)列」とよばれています)は午前と午後の2回行われます。午前の部は10時に下御霊神社を出発、東側の氏子エリアを回り、13時に帰着。
下御霊神社を出発すると、まず北上、荒神口から三本木通辺りをくまなく周り、二条橋で鴨川を渡り、次に西寺町の南北の小路をジグザグにくまなく周ります。
午後の部は14時に出発、神社西側の氏子エリアを回り17時に帰着します。
下御霊神社を出発すると、夷川通を西進、油小路通に達すると北に向かって、京都旧府庁の前を通ります。
次に、竹屋町通をまっすぐ巡幸して最後は寺町通に入り巡幸を終えます。
巡幸するルートはかなり広範囲であり、また京都三大祭りのような知名度もないようですので見物客も少なく、ゆっくり見ることが出来ます。
「がんばってねー!」
これが「鳳輦(ほうれん)」という帝の乗る乗り物です。実際、人が乗るものではなく、鳳輦をかたどったお神輿のようです。
「剣鉾」は3名でかつぎます。かなり重そうですね。(撮影場所は西寺町)
要所要所で、この剣鉾を建て、一人で持ち上げ天を突くような仕草、これを「剣差し」とよびます。これが一番の見所。
「よいしょ!」
倒れないようにバランスを取りながら、剣鉾で天をつくような所作で運びます。かなりの重量ですから、強力がこれを担当。電線が邪魔ですね。
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