「白沙村荘の紅葉」2017年3月20日 撮影
Hakusa Sonso and Garden, Kyoto - November 20, 2017 | |
白沙村荘(はくさそんそう)、日本画家橋本関雪の邸宅と庭園を公開したもの。国の名勝に指定されている。 |
白沙村荘は市バスの「銀閣寺前」バス停から銀閣寺に向かう中ほどにあり、8年ぶり、紅葉の季節の訪問です。前回の訪問の直後に茶室が焼失して大きなニュースになりましたが現在は再建されていますので新しい茶室も見学できます。さらに「関雪と印象」と第した特別展も開催されていますので楽しみです。では拝観しましょう。
銀閣寺から哲学の道あたりの雑踏を片目で見ながら正面玄関で拝観受付を済ませます。特別展が開催されているため拝観料は¥1,500と高め(通常は¥1,300です)だからかどうかわかりませんが、拝観する人はほとんどいません。
橋本関雪が暮らした邸宅「瑞米山」をバックにモミジが赤く染まっています。
庭園は池泉回遊式、国の名勝に指定されています。園内には橋本関雪が日本各地から収集した石仏や石塔などが随所に配置されています。
池の向こうに見えるのは橋本関雪記念館「存古楼」。
別の角度から「存古楼」。
茶室「倚翠亭」。紅葉真っ盛りですね。
茶室「如舫亭」から、再建された茶室「憩寂庵」(左)と茶室「倚翠亭」(右)を眺めます。
茶室「如舫亭」です。
庭園を抜けて「橋本関雪記念館」にやって来ました。ここで「関雪と印象」特別展が開催されています。
2階の展示室に堂本印象が展示されていました。写真撮影できませんのでパンフレットから。おそらく堂本印象の作品の中で最も有名なものの一つ「木華開耶媛(このはなのさくやひめ)」(1929年作)がありました(写真の左上)。実物を見るのは初めてです。そして橋本関雪の大作「猟図」(写真下2枚)も圧巻です。堂本印象の作品は全部で16点ほど展示されていました。
橋本関雪記念館の2階テラスから東山のながめです。紅葉の海の上、大文字が正面に見えています。
「持仏堂」と浄土池です。
紅葉の真っ只中のハイシーズンにも関わらず、広大な庭園内にいる見学者は私達を含めほんの数組、ごったがえす銀閣寺かいわいをよそに静かな紅葉を鑑賞出来ました。名画も、です。
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