三千院には毎年なんらかのかたちで参拝していますが、来迎院は久しぶり。今回はなにか新しいものが発見できるかな。三千院の門前のみやげ物店かいわいから上り坂を5分ほどで来迎院です。
本堂の重要文化財仏像が一番の目玉ですが、今日は階段右側にひっそりと立つ石柱に注目しました。
まずは本堂参拝です。
本堂では「薬師如来坐像」を中心に、「阿弥陀如来坐像」「釈迦如来坐像」が輝いておられました。いずれも重要文化財です。
さて次に、本堂を出て、右手の階段を登ります。良忍上人の廟所があるのです。
本堂から廟所まで徒歩3分程度でした。こけむした緩やかな階段を登りつめると御廟が見えてきました。お参りする観光客はほとんどないのでしょう。石畳は苔で覆われていました。
良忍上人は尾張の出身、比叡山で修行を積まれて「聖応大師」とよばれました。そして1109年、来迎院を建立されます。天台大原魚山声明中興の祖でもあり、また融通念仏宗の開祖でもあります。
良忍上人は晩年、来迎院で過ごされ1132年没、ここに弔われました。お墓は三重の石塔、需要文化財に指定されています。
「大原」 これまでの訪問レポート
10年以上にわたって、四季折々の表情を写真に収めました。
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