皇室ゆかりの鹿ヶ谷の門跡寺院「霊鑑寺」の紅葉の様子をご紹介します。場所は哲学の道の南端近く、東に向かって数分登ったところです。通常は一般公開していませんが、紅葉の時期は境内、僧坊内ともに毎年公開しています。
門をくぐってすぐ左に拝観受付です。紅葉シーズンやや早めの訪問ですが紅葉の進み具合はどうでしょうか。奥に真っ赤な紅葉が見えていますので大丈夫かな。
中門手前の「大玄関」上がり口に飾られた生花はユニークですね。
「書院」の脇を奥に進みます。正面は江戸時代中期に作庭されたという「南庭」です。一段高いところの紅葉が紅い。
本堂は高いところにあり、お堂のように見えます。
順路に従って階段を上がります。
本堂から、更に一段高いところの紅葉を眺めました。
本堂には菊の御紋と葵の御紋が並んでいるのが珍しい。霊鑑寺は門跡寺院ですから菊の御紋ですが、本堂は徳川家斉の寄進によって建立されたため両方の紋が並んでいるのです。
最上段の回遊式庭園を奥に進んでいきます。サザンカが満開ですね。霊鑑寺は椿の名所でもあります。年明けから様々な種類の椿が咲き乱れることでしょう。
霊鑑寺の名物の一つ、樹齢350年の巨大なカエデです。近くにガイドさんがいらっしゃって、この木の由来を説明してくださいました。近づくと大きすぎて木の全体像が入りません。かなりうしろに下がってやっとこれだけ。
苔に覆われた斜面を順路に従って下っていきます。
散り紅葉がきれい。
最下段まで降りて書院に向かいます。霊鑑寺は門跡寺院であり多くの皇女、皇孫女がお寺に入り門跡尼寺となりました。内部が公開されていて、幼くして入寺した皇女のための御所人形など、多くの皇室ゆかりの品々が展示されています。
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