下鴨神社では21年に一度の遷宮が行われますが次回は2015年4月27日です。「お白石持神事」はこれに向けて、お祓いを済ませた白石を本殿の御垣内に運ぶ行事です。参拝者は白石を一つづつ布にくるんで鳥居の外から本殿前まで運びますが、これに参加してきました。
鳥居の右側にテントが設置されていて、ここで「お白石持神事」の参加を申し込みます。係の方が手順を詳しく説明してくださいます。
まず最初に、丸い「お白石」が山積みされたなかからひとつ選びます。
受付で渡された白い手ぬぐいに包んで手水舎にむかいます。
ここで「お白石」を洗い清めます
ふたたび白い手ぬぐいに包んで、本殿前に設置された「納める樽」にむかいます。
楼門をくぐって、お守り授与所の右側です。
ここで伊勢神宮の式年遷宮の違いを説明します。伊勢神宮では20年ごとに本殿を建て替え、ご神体が移動しますが、下鴨神社では21年おき、また社殿は国宝に指定されているため壊して建て替えるわけにはいかず、今回は大規模な修復が行われました。
樽の中に「お白石」を納めます。
そして最後に参加記念品を受け取ります。ひとつは袋入りのお菓子。もう一つは「御白砂」。清められた白砂、自宅に持ち帰り家の四隅に撒いてお清めに使うよう書かれていました。砂を包んだ袋に書かれていた説明文です。
「この御砂は、神々の降臨を仰ぐ磐座として御本殿の御垣内に敷き詰められました御白石と同じ御砂で、此の度のご奉仕に際して特別にお頒けするものです。お家の四隅に撒かれてお清めに使われる外、神々の御陵威の込められた尊い御砂として丁重にお扱いください。」
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「下鴨神社」データ
・京都市左京区下鴨泉川町59
・TEL 075-781-0010
・京阪電車「出町柳駅」より徒歩10分
・開門時間 6:30 - 17:30、糺の森は自由
・駐車場 本殿の西側と境内の南側にあり、有料