真如堂 四季のうつろい 2011年8月16日
Shinnyodo Temple, Kyoto - August 16, 2011
「八月、送り火」

真如堂(しんにょどう)、正式名は真正極楽寺。天台宗。本尊は阿弥陀如来立像。984年、比叡山の僧である戒算が比叡山常行堂の本尊阿弥陀如来を東三条院詮子の離宮に安置したのが始まり。のち、寺町など京都市内を移転したあと、現在地は1693年から。三井家菩提寺。春は桜、秋は紅葉の名所。

 ・京都市左京区浄土寺真如町82 (TEL 075-771-0915) map
 ・境内 自由、書院庭園の拝観は 500円
 ・アクセス 市バス「真如堂前」下車 徒歩10分
 ・駐車場 無料 約10台、紅葉時は不可

月参りの真如堂、今月は「精霊送り灯ろう供養会」が行われる8月16日。もちろん「五山送り火」の日でもあります。

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16時ころの風景。供養灯ろうは境内いっぱいに、「大の字」に並べられます。位置を決めるためのタイルが並べられていますが、まもなく灯ろうが置かれていきます。

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灯ろうの位置は申し込み順でしょうか。

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本堂に上がって眺めると「大」の字。

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吉祥院ご住職と職員さんたちにより灯ろうがひとつひとつ設置されていきます。それぞれには申し込まれた家族の名前が書かれています。茶色のタイルは灯ろうの中に入れられて重りの代わり。その上にろうそくの燭台が置かれます。

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境内で見つけた花一輪。

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灯ろうが並べ終わりました。あとは7時半の点火を待つのみです。残念ながら私たちは五山送り火を観るため真如堂をあとにしました。

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境内に貼られていた「精霊送り灯ろう供養会」のポスターです。

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真如堂からは如意ヶ岳・大文字がたいへん大きく見えます。以前に職員さんが「あまりにも近すぎるので見物には適さない」のようなことをおっしゃってました。でも、境内の「灯ろう大文字」と「送り火大文字」、両方同時に火が灯れば、それはそれは厳粛なおももちに。

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